《ダニエーレ･ポルティナーレ》ピエトロロッソ 20VT

甘やかな果実味と控えめなタンニンで親しみやすい味わい

1970年代、ダニエーレ氏の父親は4ヘクタールの畑にブドウを植え始め、近くのワイナリーにブドウを売って生計を立てていました。

ダニエーレ氏も父親の畑を手伝っていましたが、1990年代後半にラ･ビアンカーラのアンジョリーノ･マウレ氏と知り合ったことで人生が大きく変化。

ブドウ栽培農家として限界を感じていた彼にとって、自分と同じように無名の土地から世界中にナチュラルなワインを発信する、

アンジョリーノ氏は特別な存在となります。

そんなアンジョリーノ氏の勧めもあってダニエーレ氏は子供たちの未来も考え覚悟を決め、

2004年から化学肥料や農薬に頼らない農業へと本格的に転換を図ります。

2012年以降は、他のワイナリーにブドウを販売することをやめ、全量を自家醸造、自家瓶詰めすることに。

彼の郷土に対する思い入れや愛情はただならぬものがあり、その気持ちが、その土地の伝統やルーツなどを守りたい、

継承したいと思う気持ちとなり、それがブドウに乗り移り、さらにそれがワインへと昇華しているようです。

このワインは3品種の混醸から造られるカジュアルスタイルのキュヴェ。

キュヴェ名は次男ピエトロの名前が付けられています。

メルロー、カベルネソーヴィニョン、タイ ロッソの3品種を使用。1週間程度の短い醸しを行い醗酵。

赤紫色の外観から、良く熟したブラックベリーやブラックチェリーの香り。

香りの印象そのままにジューシーで甘やかな果実味が口中に拡がります。

タンニンも控えめで、スルスルとした飲み口が印象的。

親しみやすい味わいで、抜栓後数日も安心して楽しめる一本です。

赤/ミディアムボディ

※こちらの商品はSO2無添加や少量添加で、より自然にナチュラルな造りをしたワインとなっております。

　味わいの個体差がある場合や、日々刻々とした変化がありますが、ナチュラルワインの楽しい個性としてお楽しみいただければと思います。

　保存に関しましてもワイン本来の味わいをお楽しみいただくために、原則として温度変化の少ないセラーや冷蔵庫等で保管をお願いいたします。