《ポッペルヴァイ》マニック･ピクシー･ドリーム 21VT

しっかりとした酸味とほんのり樽香の馴染んだ他にはないスタイル

2016 年にデンマーク人のウフェ･ダイヒマン氏(1986年生まれ)が南オーストラリア州マクラーレン･ヴェイルに設立したワイナリー。

ワイナリー名にもなっている不思議な単語「ポッペルヴァイ」とは、彼の祖先がデンマークの何もない漁村を開拓した際に造った通りの名前であり、

その通りにはワイナリーのロゴにも使われている「Poppel=ポプラの樹」が沢山植えられていると言います。

醸造家のウフェ氏は、元々はコペンハーゲンのワインショップでバイヤーを務めていた人物。

ところが研修で訪れたバロッサで収穫を経験すると「自分が人生で取り組むべきなのはワイン造りなのでは」と思い至り、

現在の奥さんとも出会うことで 2015 年にはオーストラリアへと移住し、 2016 年にポッペルヴァイを設立。

オーストラリア国内のワイナリーで醸造家として研鑽を積みつつ着実に彼のワインのファンを増やしていき、

今ではマクラーレン・ヴェイルで最も熱い注目を集めているレーベルの１つとなりました。

ブドウは全てオーガニック農法で栽培され、醸造面でも野生酵母による自然醗酵、少量の亜硫酸以外の添加物を用いない自然な造りを実践。

そういったアプローチを採用しながらも、細部にまで意識の行き届いたワインはリスクを十分に弁えた、実に素晴らしいクオリティを誇ります。

このワインはアデレード・ヒルズ産シャルドネを長期熟成させた白のキュヴェ。

エチケットにはワイナリーのロゴにも使われているポプラの樹が描かれています。

オーク樽（500L、新樽25%）で野生酵母による自然醗酵。そのまま２４ヶ月熟成

ボトリング後、さらに瓶内熟成 12ヶ月。無濾過･無清澄。

「石原のコメント」

オーストラリア＆シャルドネ＆樽醗酵･熟成、とデータだけを見ると樽香バッチリクラシックシャルドネをイメージしますが、

さすがポッペルヴァイ、一筋縄ではいきません。

このワインの特徴はしっかりと主張のある酢酸系の酸。

ボリューム感のある果実味に負けない酸味がナチュラルでセイヴァリーな味わいを演出しています。

ただ樽の要素を感じないわけではなく、開けたては強めの酸にマスキングされていますが、じわじわと樽の要素が顔を出します。

この辺のナチュラル感とクラシック感の混じり具合が、他にはない個性を演出しています。

白/辛口

※こちらの商品はSO2無添加や極少量添加で、より自然にナチュラルな造りをしたワインとなっております。

　味わいの個体差がある場合や、日々刻々とした変化がありますが、ナチュラルワインの楽しい個性としてお楽しみいただければと思います。

　保存に関しましてもワイン本来の味わいをお楽しみいただくために、原則として温度変化の少ないセラーや冷蔵庫等で保管をお願いいたします。