《レ･ゴーシェ》ラルバトロス 21VT

フレッシュ感と飲みやすさが抜群

レ・ゴーシェはセドリック･フルーリーが 2017 年にロワールに設立したナチュラルワインのドメーヌ。

国際 NGO の仕事でマリやイエメン、アフガニスタンなどで 15 年間働いていましたが、休暇やヴァカンスにはフランスに戻り、

クロ･テュ･ブッフのティエリー･ピュズラ氏やラ･グラップリのルノー･ゲティエ氏の下で収穫や醸造を経験。

その後、本格的にワイン造りに携わりたいと考え、2017 年に地元に小さな畑を購入して、僅か 1 樽から自身のワイン造りをスタート。

セドリック氏のワインはとても活力があり、明るくさわやかで、同時に正確さを備えた味わいで、瞬く間に人気に。

現在ではフランス各地のナチュラルワインショップやパリのナチュラルワインのレストランで販売されている他、

デンマーク、オランダ、スイス、ドイツなどにも輸出されています。

栽培においてはビオディナミの手法を採用、醸造においてもワインは野生酵母で自発的に発酵させ、

醸造添加物や SO2 は一切加えずに醸造されます。

このワインはフランス語で「アホウドリ」の名前が付けられたキュヴェ。

フランスを代表するシャンソン歌手レオ･フェレが、ボードレールの詩に曲をつけた作品のタイトルにちなんでつけたもの。

空を飛ぶ姿は雄大だが地上へ降りると大きな翼が邪魔で上手く歩けないアホウドリ…、

俗世を上手く渡っていけない詩人の心を表現した詩が印象的な美しい曲とのこと。

コー、ピノ･ドニス、ガメイ、カベルネフランの4品種を使用。

手摘みで収穫したブドウを 100%全房で、品種毎別々に野生酵母でバリック(新樽ではない)で自発的にアルコ－ル発酵。

ガメイとカベルネ･フランはダイレクト･プレスしてブラン･ド･ノワールにして醸造。

コーとピノ・ドニスは足による櫂入れと小さなバケツを使ったピジャージュのみでソフトにマセラシオン。

引き続き品種毎にバリックで自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で11 ヶ月熟成。瓶詰め前に 4 品種をブレンド。

無清澄･無濾過、SO2無添加で瓶詰め。

イチゴやイチジク、スミレ、微かにオリーヴの香り。

酸の乗った優しい口中にはラズベリーを想わせる味わい。

フィニッシュに心地良い甘酸っぱさとともにザクロのタッチが余韻が拡がります。

個性的な造り方をしていますが、フレッシュ感と飲みやすい質感がたまらない仕上がりです。

かき沼で少し落ち着かせたものをリリース！

赤/ミディアムボディ

※こちらの商品はSO2無添加で、より自然にナチュラルな造りをしたワインとなっております。

　味わいの個体差がある場合や、日々刻々とした変化がありますが、ナチュラルワインの楽しい個性としてお楽しみいただければと思います。

　保存に関しましてもワイン本来の味わいをお楽しみいただくために、原則として温度変化の少ないセラーや冷蔵庫等で保管をお願いいたします。