《ヴァランタン･ヴァルス》カーディナル 21VT

旨味の強い果実味と抜けの良い余韻

自然派生産者の間で話題になっていた南仏レストラン「トラクテール」にて、

2008年にラングロールのエリック・ピュフェルリング氏と運命的な出会いをしたヴァランタン･ヴァルス氏。

2009年～2011年までエリック氏の基で修業し、ラングロールの突き詰めてやっていくスタイルに魅了され、エリック氏にのめり込んでいきました。

2012年初ヴィンテージをリリース。

初ヴィンテージから瞬く間にパリの自然派シーンで必ずトップランクに位置づけられるレストランでもオンリスト。

しかしながらヴァランタン･ヴァイス氏は妥協せず、エリック氏から学んだことを自分のスタイルに変え、進化し続けています。

このワインはショウジョウコウカンチョウというマダガスカルの小さな赤い鳥の名前が付けられたキュヴェ。

熱帯の赤くそまった鳥は情熱と太陽を思い浮かべさせ、ワインの味わいからこの名前が付けられました。

グルナッシュ･ノワールとサンソーを混醸造。

グラップ・アンティエールのぶどうをステンレスタンクにて10日間マセラシオン･カルボニック。

50%はドゥミ・ミュイ樽で熟成、50%はステンレスタンクで12ヶ月間のシュール・リー熟成。SO2無添加。

良く熟したブラックベリーやチェリー、スパイス、ほんのり野性味のある香り。

キュヴェ名からイメージされる味わいそのままに、旨味のしっかりとした果実の凝縮感を感じます。

とはいえ野暮ったくはなく、果実味を支えるミネラル感の要素によって、

余韻にかけて気持ちよい抜けの良さを感じます。

グルナッシュ単体ではなく、10%入っているサンソーが良い仕事をしています。

決して安価ではありませんが、じわじわと楽しめる味わいを考えると納得の価格です。

赤/ミディアムボディ

※こちらの商品はSO2無添加で、より自然にナチュラルな造りをしたワインとなっております。

　味わいの個体差がある場合や、日々刻々とした変化がありますが、ナチュラルワインの楽しい個性としてお楽しみいただければと思います。

　保存に関しましてもワイン本来の味わいをお楽しみいただくために、原則として温度変化の少ないセラーや冷蔵庫等で保管をお願いいたします。