《オリヴィエ･クザン》ピュア･ブルトン 22VT

「混じり気の無い」真実のフラン

ナチュラルワイン界第一世代の生ける伝説オリヴィエ･クザン氏。

1960 年生まれのオリヴィエ・クザン氏は1984 年 25 歳の時に祖父が所有していたぶどう畑でのワイン造りをスタート。

祖父の代から一切除草剤など使用したことがなく、そのまま自然な農法を続け、

その経験を活かしつつ、究極のぶどう栽培&醸造をしようと1987 年に独立。

1996 年には、当時としては目新しいビオロジックの認定「カリテ・フランス」を取得。

当時は「ビオ」に注目する栽培家は少なかった時代であり、早くから実践した一人でもあります。

2002 年には「ビオディナミ」に移行し、「自然を尊重して育てたぶどう」、「人が技術的に仲介しない醸造」をポリシーに、

ボルドー液とイラクサなど薬草の煎じ薬で病気予防をする他は、除草剤や化学肥料などを一切使わない栽培を貫いています。

また、祖父が使用していた馬の農機具もそのまま残っていたため、2000 年から 100%馬で耕しています。

このワインはカベルネ･フラン100%で造られるキュヴェ。

17 世紀にぶどうを広めたと伝えられるブルトン氏の名前にちなんでこの名前が付けられました。

ロワール地方の中央部では「カベルネ・フラン」のことを「ブルトン」と呼んでおり、

「ピュア・ブルトン」とは「混じりっけの無いカベルネ・フラン」という意味となっております。

1996 年にオリヴィエ自身が植樹したカベルネ･フランを使用。

除梗した後、足で優しく破砕、トロンコニック木製樽にて60 日間のマセラシオン発酵。

その後ステンレスタンクで 6ヶ月熟成。SO2 無添加で瓶詰め。

ワイン名の通り、口の中にほどけるように柔らかく広がるタンニンとどこまでもピュアな果実味。

赤系ベリーやレッドチェリーの果実に、ほのかにベジタルなニュアンス。

心地よく染み渡るこのワインの一体感には想わずうっとり。

造りたてのカベルネ･フランとは思えないほど、全体が上手く馴染んだ素晴らしいナチュラルワインです。

赤/ミディアムボディ

※こちらの商品はSO2無添加で、より自然にナチュラルな造りをしたワインとなっております。

　味わいの個体差がある場合や、日々刻々とした変化がありますが、ナチュラルワインの楽しい個性としてお楽しみいただければと思います。

　保存に関しましてもワイン本来の味わいをお楽しみいただくために、原則として温度変化の少ないセラーや冷蔵庫等で保管をお願いいたします