《パーチナ》ツァル 24VT
今再びセカンド ライン ワインを!というコンセプトから生まれたキュヴェ
トスカーナ州が誇る世界遺産の街シエナから東に25km、キャンティ クラッシコ地区の南端の郊外にあるパーチナ。
彼らの農場がある土地の歴史は古く、始まりは紀元前まで遡ります。
10世紀に修道院として建てられた建物とその当時に開墾されたブドウ畑や畑、森に囲まれた60ヘクタールの敷地を、
1933年に現当主ジョヴァンナの曾祖父エドアルドが買い取ったところから農場の歴史は始まります。
物理化学の教授で環境問題やエコシステムについての研究をしていた父エンツォと、
環境学者として大学で働いていた母ルチアは、1972年に家族の農場へと戻ってきました。
そして、それまでこの地域で普通に行われてきた農薬や化学肥料に頼らない農業が失われていく姿を目の当たりにし、
自身が理想とする畑の生態系と微生物環境をパーチナで実践し、後世に残すことを決意しました。
キャンティの大手ワイナリーで働いていたミラノ出身のステーファノは、後に妻となるジョヴァンナ ティエッツィと知り合いました。
その後別のワイナリーで醸造責任者を務めることになりますが、パーチナで行われている農業の在り方に共感し、
この農場のブドウでワインを造りたいと思うようになりました。
そしてワイナリーを退職しジョヴァンナと2人でパーチナを引き継ぐ決意をします。
それまで量り売りや桶売りしていたワインを1987年ヴィンテージから自家元詰めを開始、
作家でもあり絵も得意だった母ルチアに描いてもらったラベルを貼り付け彼女たちの最初のワインがリリースされました。
このワインは「今再びセカンド ライン ワインを!」というコンセプトから生まれたキュヴェ。
(セカンドライン的ワインとして造られた「ドネスコ」が樹齢的にも味わい的にもいい意味でセカンドワインではなくなってしまったため…)
ツァルは、エトルリア語で“2”ないし“2番目”を意味する言葉となっています。
ドネスコに使用するものよりも更に樹齢の若いサンジョヴェーゼを使用。
より果実味豊かで、フレッシュで、酸の効いたワインを志向すべく、皮ごとの醸し醗酵もごく短期間にとどめています。
【秋元のコメント】
明るめの色調。瑞々しいジューシーな酸と果実味が広がります。
冷えているとアセロラ感もありつつ、温度が上がるにつれフレッシュベリー&ハーブバスケットが出てきます。
口当たりはスルスルと飲めてしまいますが、余韻には乾いたタンニンも感じられます。
赤/ミディアムボディ
※こちらの商品はSO2無添加や極少量添加で、より自然にナチュラルな造りをしたワインなっております。
味わいの個体差がある場合や、日々刻々とした変化がありますが、ナチュラルワインの楽しい個性としてお楽しみいただければと思います。
保存に関しましてもワイン本来の味わいをお楽しみいただくために、原則として温度変化の少ないセラーや冷蔵庫等で保管をお願いいたします。
フレッシュで爽やかな味わいのペットナット
テッラカンタはラツィオ州ローマの南東のカステッリ・ロマーニにあるカンティーナ。
もともと 1986 年からビオディナミでブドウとオリーヴオイル、キウイを栽培してきた農園で、
畑は古代の火山の噴火でできたカルデラ湖であるアルバーナ湖の麓から海岸に向かって緩やかに傾斜している渓谷に位置しています。
樹齢60年のブドウ木は祖父がブドウ栽培を始めた 1959 年からずっと灌漑なしで栽培されてきました。
これまで農園には醸造設備はなく、栽培したブドウは全て他のワインの造り手に売却していました。
しかし、ナチュラルワインに対して強い情熱を持っていたカルロ氏と妻のルチア氏が2019 年に農園に参画。
二人はナチュラルワインを造るためのカンティーナ、“テッラカンタ”を設立。醸造所も新設し 2020VTからナチュラルワイン造りを始めました。
まだ新興のカンティーナですが、すでにローマとローマ近郊のレストランやワインバー、ワインショップで大人気を博しています。
栽培においてはオーガニックとビオディナミの認証を受けた畑のブドウを使用。
醸造においても人為的な介入は一切行わず、清澄や濾過も行わず、ワインが持つ生命力をそのままボトルに閉じ込めるようにしています。
セラーでは、ワインは地中に埋められたクヴェヴリ(テラコッタ素材)で自然に発酵・熟成させています。
このワインは祖母の名前を冠したキュヴェ。
60年前にこの地に深い根を下ろして暮らして来た先祖へのトリビュート(感謝・尊敬)が込められています。
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して圧搾。地中に埋めたテラコッタ製のアンフォラで野生酵母のみで品種毎別々に自発的に発酵。
その後、引き続きアンフォラで自発的なマロ発酵と熟成し、瓶詰め前にブレンド。
収穫時にすぐに冷却して保存しておいたマストの一部を、リキュール・ド・ティラージュとして添加して瓶内二次発酵。
醸造添加物は一切使用せず、無濾過・無清澄、SO2は瓶詰時に極少量添加するのみ。
【石原のコメント】
23VTは壊滅的な被害によってワイン造りをできなかったテッラカンタ。
24VTは無事にワイン造りを行うことが出来ました。
前回リリースのものとは打って変わり、フレッシュ感満載のヴィンテージ。
採れたて桃や青梅、レモン、黄リンゴ、繊細な花やハーブの香り。
ガス感はやや控えめなものの、フレッシュな果実味と気持ちよい酸味が口中に広がります。
余韻の旨味を伴ったほんの少しのグリップ感がこのワインに奥行を与えています。
気持ちよく飲み進められるペットナットです。
白微泡/辛口
※こちらの商品はSO2無添加や極少量添加で、より自然にナチュラルな造りをしたワインとなっております。
味わいの個体差がある場合や、日々刻々とした変化がありますが、ナチュラルワインの楽しい個性としてお楽しみいただければと思います。
保存に関しましてもワイン本来の味わいをお楽しみいただくために、原則として温度変化の少ないセラーや冷蔵庫等で保管をお願いいたします。
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