言葉選びと、ワイン選び。
POSTED / 2026.06.12
こんにちは。秋元です。毎度のことながらコラムって何を書けばいいんやーとなっております。
コラムそろそろ書かなければなというタイミングで何となく7~8個題材を思い浮かべて少し書いては消して、少し書いては消しての繰り返しをしています。
今回書くまでにもカルピスは薄めの方が好きだとか、秋元の手土産流儀だとか。ライチのトラウマの話も書きかけました。が、、、、、、、、
そこからどうワインに絡めていくだとか考えるとむずかしいのです。
ほぼ毎日何かしらにいつも文句を垂れている私ですが、さすがにコラムに文句を連投(わさびが理解できないだとか)するのはいかがなものかと思い、題材にずっと悩んでおりました。
なぜこんなにも悩むのかというと私の「言葉」を出すというハードルがとても高いからです。特に文章ともなると残ってしまうのでかなりの労力が…。
「言葉」を発するときのタイプというのは様々ありますが私の場合は、自分の感情や状況、物事をいかに純度高く適切に表現できるかに重きを置いています。
重きを置いているだけで、その場をうまく過ごすための言葉ももちろん使います。
他のタイプですと、会話を円滑に回すためや、相手を不快にさせないことなどに重きを置いているタイプなど様々。
言霊的なものを信じたい(信じているのではなく信じたい)タイプなので自分の言う言葉には気を付けたいと常々感じております。
六億あてたいし、美味しいどらやきに出会いたいし、村上開進堂のクッキー缶を食べてみたいし、イタリアに行きたいし…
ソムリエ試験2.3次うかりたーーーーい!!
こんな願望でしたらいくらでもなんでも出せますが、接客やワイン、他者との会話となると全く次元の違う言葉の選び方をしなければなりません。
この果実感は作り手ならでは?VT的に? タンニンの甘やかさは寝かせたことによるもの?品種?気候?
この造り手にしては重心が低めのキュヴェだけど世の中のフルボディ求める方には軽めの仕上がりかもしれないから「しっかり」という言葉は控えよう…
ワインのコメントだけでも一苦労しますが、人の言葉をどう受け取るかも難しいなと良く思います。
このワインが苦手だった、この品種苦手だった、これは美味しかったでもそのワインのどの部分が苦手、好きだったのかを考えながら次を提案します。
また、人というのは本当のことしか言わないわけではないので無理して美味しかったと言わせてしまっているのかもしれません。
何度もお会いしている方の場合にはなってしまいますが、この方は苦手なときこういう表現をするな~とか、この方は話している時にこのタイミングで相槌を打つから単語の順番をこうしようなどの工夫はできますが、はじめましての方ですと短い時間で様々なことを判断していかなければなりません。
これもまた接客業の楽しい部分や醍醐味でもあります。
一生尽きない課題にはなりますが、少しでも皆様の人生が豊かになるようなワイン選びができたらな、と考えています。
さて、前回の苦手を考えるというコラムとかぶってはしまいますが、若干苦手意識のあったボルドーワインのご紹介です。
ちなみに嫌いと、苦手と、好きではないというのは全て違うジャンルだと考えている為、苦手意識というのはそのまま苦手意識という言葉として受け取ってください。
しっかりとしたボディにタンニン。飲みごたえというのが自分の中でのイメージ。ボトルで開けるというよりはグラスで楽しみたいかな、、、といった考えでした。
伝統的な造りの印象が強かったのですが、近年ナチュラルな造りで飲み心地の良いスタイルをつくる生産者も増えてきているそうです。
そんな中で、4月のイベントでもご協力いただいたハイパースーパーインポーターお兄さん(??)オルヴォーの村岡さんにご紹介いただいたボルドーワインの飲み心地の良さと言ったら!

シャトー・カズボンヌ アントル・アミ ルージュ
メルロー55%、カベルネソーヴィニヨン45%のボルドーワイン…情報だけだといわゆるしっかり系じゃない?などと思っておりました。
口に入れた瞬間の滑らかさ、じわりと感じられる出汁のような旨味、品種特有の清涼感のあるシダようなニュアンスと余韻には滑らかなタンニン。
こんなボルドーワイン飲んだことがない!!!!
しかも冷やして美味しい!冷やしても美味しいんじゃなくて、冷やして美味しいのです。
昨今の流行りの薄旨とはまたジャンルは違いますがこの冷やし赤は良いのではないでしょうか。
個人的には牛しゃぶ(ごまだれ)と合わせたいですね。あとウナギのかば焼きにも。
これから暑くなる中で白や泡人気がどうしても高まりがちですが、今年は夏こそ赤を推していきたい所存です。
皆様夏のワインもご相談くださいませ!ご来店お待ちしております。





