《ジジ･ラヴァリーニ》メトド･クラシコ ピノネロ 18VT

黒ブドウの濃密さをしっかりと感じられる味わい

現当主ジャンルイージ･ラヴァリーニ（通称ジジ）の父ボルトロが1971年に設立した家族経営の農園。

設立時1.5haであった自然栽培の畑（2015年以降オーガニック認証）は、現在合計6ヘクタール。

うち4haがブドウとオリーブ畑。森林の間に2つの畑があり、ブドウ畑を守っています。

2002年、彼はピノネロの苗を植えるつもりが、幸運にもミスによって、おそらくフランチャコルタで最初のピノムニエの苗を植えました。

当初求めたこととは違ったものの、彼はフランチャコルタと認められないこのピノムニエを植え替えることはしませんでした。

なぜならこのブドウに惚れ込み、彼の土地で質の高いピノムニエができると確信し、

この最高の表現を求めてピノムニエのワインをフラッグシップとしました。

職人ジャンルイージ氏の進む道は、市場のルールを恐れず、自由にその土地とブドウ樹を試し、

ワイン造りへの情熱と地元の農業文化を伝えようとするものとなっています。

このワインはジャンルイージ氏が手掛ける個性派スパークリングワインの一つ。

高台にある希少な地域モンティチェリ1区画に植わるピノネロ単一で造られるキュヴェ。

(18VTはフランチャコルタを名乗っていません…)

手摘みで収穫したブドウを全房でプレスし、自生酵母ステンレスタンクで醗酵、引き続きマロラクティック醗酵。

ステンレスタンクで11ヵ月熟成、瓶詰後澱と共に31ヵ月熟成。ドサージュゼロ。

ややフルーティで酸味がある、程よい飲み応え。

非常にキメの細かい滑らかな口あたり。冷やし目だと酸味が主体のキレのある味わい。

温度が上がると黒ブドウの濃密さ、黒系果実の甘味がしっかりと感じられるようになります。

愉しむ温度によって大きく印象が変わる個性発揮の1本です。

白泡/辛口