スペイン
《ルベン・ディアス》ラ・ソルプレッサ・トネレス・デ・パティオ NV
¥5,236(税込)
生産地域 | スペイン |
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生産者 | ルベン・ディアス |
タイプ | 赤ワイン |
品種 | ガルナッチャ100% |
容量 | 750ml |
ワイン?シェリー?紹興酒(笑)?
凝縮感と複雑味のあるホットなワイン
スペイン指折りのワイン銘醸地グレドスに位置するセブレロス村にて、
小さい頃からこの土地の栽培方法、伝統的な醸造方法、そしてワインに親しんできたルベン・ディアス氏。
大学卒業後はしばらく広告会社で働いたが、都会での生活が息苦しく感じられセブレロス村に帰り自然の中で生活することを決心。
村でできる仕事は非常に限られていたが、それまでの経歴を生かしフリーランスの仕事を続ける傍ら、家族の所有する畑の手伝いを始める。
家族や近所に住む老人の手伝いをしながらセブレロスの土地や昔からの醸造方法を学び、
文献を辿り、すでに忘れ去られた栽培・醸造方法を再発見しています。
栽培においては化学薬品が散布されることはなく、馬を使って耕作し、何も足さない・何も引かない自然のままの栽培方法を採用。
醸造においても地域に昔ながら根付いた伝統的な手法に再フォーカスした個性あふれるワインを手掛けています。
※このシリーズ生まれた歴史
1920年頃にコペラティヴ(協同組合的な団体)が出来る前は、セブレロスの地では各ファミリーがそれぞれワインを造っており、
毎年出来たワインの中でBestな樽を選びそれをシェリー造りで用いられるソレラシステムに似た、
サカ(樽から樽へと新しいワインを継ぎ足していく熟成方法)を経て、有酸素熟成で各家庭オリジナルのワインを造っていたそう。
裕福な家庭はそのベストな樽を地下に置いてベロ(産膜酵母)をつけた熟成をさせていたが、貧しい家庭は屋根裏に樽を置いていたそう。
そこでは水分が蒸発してしまうのでアルコール度数が17~ 18%にまで上がるワインができ上がる。
酒精強化は一切しておらず、熟成において自然にアルコール度数が高められた形で、貧乏スタイル(Tonnels de Patio)とも呼ばれたそう。
ルベン氏はこの醸造・熟成方法は老人の家に放置されていた古い樽を見つけたことがきっかけで学んだ造り方。
セブレロスを知りぬいたルベン氏だからこそできた、豊かで複雑で長い歴史を感じずにはいられない至極の逸品。
平均樹齢80年の除梗したガルナッチャをステンレスタンクで発酵。
醗酵後、熟成した04年と05年のワインをアッサンブラージュし、中庭のフランス産500Lの木樽で日光を浴びせながら熟成。
色見の脱色された濃いオレンジ色の外観から、ドライフルーツやフィグ、クレープシュゼット、オレンジやアプリコットの香り。
ボリュームのある味わいで、リンゴの皮やピールのほろ苦さがあり、豊富なタンニンと複雑味が感じられる仕上がり。
ワイン?シェリー?紹興酒(笑)?アルコール度数も17%あります。
凝縮したホットな味わいながら、以外にも食中でも楽しめる味わい。
こんなワインもあるなんて、面白いですね。
赤/ミディアムボディ
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