《ヴィニョーブル･クリュール》イリ･ヤ･ド･ロール…ドン･レール 21VT

エキゾチックフルーツを想わせる華やかな香りと洗練されたタンニン

17世紀からアルザス地方コルマール市近郊でワイン造りの歴史を持つクリュール家。

1999年、ビオロジックとビオディナミを基軸としたヴィニョーブル･クリュールを継承。

彼らは当主の名前による「Clement Klur（クレマン・クリュール）」で名を馳せました。

2017年、クリュール家は家族の喜びを目的として「管理するブドウ畑を小さくし、自分たちが造るワインの生産量も減らすという決断。

Clement Klurというブランドと2014年から2016年のワインのほとんどをDomaine Leon Heitzmann（レオン・ハイツマン）に売却。

Clement氏は40年間のワイン造りを引退し、娘のElisa（エリザ）と共に少量の自然なワインを造る道を選んだのです。

クリュール家は、わずか1.7ヘクタールの畑から新しいワイン造りを再スタートさせました。

畑では20年間変わらずビオディナミ農法を採用し、醸造においても人為的介入は必要最低限となっています。

このワインは特級畑ヴィネック･シュロスベルグの花崗岩土壌で育つ2種類のブドウを使用したキュヴェ。

手摘みで収穫されたゲヴェルツトラミネールとミュスカを4時間かけて空気で圧搾。50%は全房で天然酵母で醗酵。

10日間のマセラシオン。木樽で熟成。SO2無添加で瓶詰め。

ほんおり霞かかったゴールドオレンジ色の外観から、ライチなどのエキゾチックフルーツやバラなどの複雑な香り。

華やかな果実味と洗練されたキメの細かいタンニン、長く口中に拡がる余韻。

ゲヴェルツトラミネール単一だとどうしても重くなりがちな醸し系ですが、

ミュスカの瑞々しい特性が加わることによって、全体的にバランスの良い質感に仕上がっています。

安定感もあり、抜栓後も数日は楽しむことができる1本です。

オレンジ/辛口

※こちらの商品はSO2無添加で、より自然にナチュラルな造りをしたワインとなっております。

　味わいの個体差がある場合や、日々刻々とした変化がありますが、ナチュラルワインの楽しい個性としてお楽しみいただければと思います。

　保存に関しましてもワイン本来の味わいをお楽しみいただくために、原則として温度変化の少ないセラーや冷蔵庫等で保管をお願いいたします。