新たなハンター・セミヨンの姿を追求する新星として登場したのがSabi Wabi / サビ・ワビの女性醸造家ペタ・コッツ氏。
ハンター・ヴァレー出身のペタはワイン業界に携わる家系の生まれではありませんでしたが、
やはりブドウ畑や醸造所が点在する土地で育ったため自然とその興味はワイン造りへと向いていきます。
2016年にはステュアート大学で醸造および栽培を学び直しながら、ハンター・ヴァレーにおいてビオディナミ栽培を続けるKrinklewood Estateで働き始め、
最低限の人的介入アプローチについて実地で経験を積みながらアシスタント醸造家を務めました。
そして遂に2019年、念願であった自身のためのレーベル「Sabi Wabi / サビ・ワビ」を設立。
特徴的なワイナリー名はペタが学生時代に日本へ留学していた経験から、
既に完成されているかのようなハンター・セミヨンにこれから挑戦する自身の姿勢にぴったりと感じたからだそう。
そのペタが追い求めるのはいわば「ハンター・セミヨンの新しい姿」。
そのため早摘みされることが多いセミヨンも(酸とのバランスを厳しく睨みながら)より熟したタイミングで収穫します。
造りにおいても野生酵母による自然醗酵および少量の酸化防止剤以外の添加物は用いませんが、あくまでそれは前提条件。
ペタは開放タンクやオーク樽(ストッキンガー製の300L)による醗酵・熟成、バスケット・プレスや澱とのコンタクトによるテクスチャー表現を重視。
結果として彼女のワインは実に表情が豊かとなり、味わいの層が重なる魅力を堪能できる繊細な液体がボトルへと詰められるのです。
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