今宵の勝負ワイン②
POSTED / 2021.03.25
こんばんわ。
学生時代、女子に告白したけど5連敗したことのある「勝負師 吉田」です。
さて、みなさん
明日3月26日からプロ野球のシーズン開幕です。
以前にくらべ最近は、あまり野球に興味の無い方も多いのは存じ上げております。
しかし、
わたくし吉田は、プロ野球開幕と聞くと少しワクワクする
まだ少年のような心をもった勝負師です。
そんな吉田にも、忘れられないシーズンがあります。
それは、今から20年前 2001年 冬のシーズンオフ
セ・リーグの人気球団である阪神タイガースは
1985年のリーグ制覇以来15年間で最下位が10回、
1998年から2001年まで4年連続最下位という最弱なチーム状態に陥っていました。
あの名将 野村克也氏をもってしても立て直しができなかったタイガース。
そんなチームの再建に、「燃える男」、「闘将」と呼ばれた星野仙一氏が招聘されます。
そして監督就任会見で、星野新監督はこう言います。
「今の阪神の選手たちは負け癖があり、勝負に気持ちが入っていない
俺が必ず、阪神を戦う男、戦う集団にかえてみせます」
そしてスローガンを発表しました。
そのスローガンが、
「ネバー、ネバー、ネバー、サレンダー」
直訳すると
「絶対に絶対に、絶対に諦めるな」
おおお
これは。。。
5連敗中であった吉田の心にグサーっと突き刺さりまくりです。
そうだ、くよくよせずに俺も立ち上がろう!
そう勇気づけられた記憶があります。
負け癖のついた男性陣!
失恋して落ち込んで、家でモンモンとしてる時間なんて無い!
今宵も女子を誘って、戦う男になろうではないか!
ネバー、ネバー、ネバー、サレンダー
今宵、ご紹介するお店は
JR王子駅から徒歩1分 京浜東北線の線路沿いを少しいったところにある
「名舌亭」さん
看板に、「ほんもの」「こだわり」って書いてある。
さて、いかに
居酒屋さんのつまみでワインをやるのが大好きな小生
今日も、ワイン持ち込みでの戦いである
おおおお、渋いエントランス
中の様子がうかがえない緊張感。。
他にお客さんいなかったらどうしよ。。💦
お店の大将怖かったらどうしよ。
とか。
いろいろ考えちゃいますよね。
いざ、入店。
このご時世に、なかなかの盛況ではないか。
ちゃんと、コロナ対策もされている。
さあ、それでは戦いの始まり。
今宵の勝負ワインは
「椅子の背に立つ少年」こと、ロンコ・セヴェロビアンコと
ラインホールト&コーネリアシュナイダーのピノノワール
このピノは、他スタッフが試飲会で大絶賛だったと聞いて、本日持ち込みしました。
まずは、サラダと小肌の刺し、茄子の生姜焼きで白を合わせる
小肌は酢の加減がほどよくて、酸っぱすぎないのが〇
おおおおお、
酢で〆た小肌に白はバッチリだ。。
刺身をワインと合わせるのにいつも苦労するが、
このロンコ・セヴェロは、なかなかやるな。
シュールリーの新鮮な酸味と、酢〆の酸味が絡みあっていい相性だ。
これは是非おすすめである。
茄子の生姜焼きもいい。
焼けた生姜が茄子の甘味と相性が良い
う~ん。うまい
やっぱ、外飲みっていいな。
続けて、甘鯛の松笠揚げ(メニューには甘鯛の天ぷらとありますが)
お、サクサクっと鱗の食感が素晴らしい。
このような庶民派のお店で松笠揚げとは、この店の大将
なかなかの料理人じゃないか。。。
鴨か、赤がいいな
ベーコンとか吊るされて。。。
さて、本日メインのドイツのピノ。
お味は。。。
うん。うまい。
これで3,000円弱とは。
この価格のピノのわりには、厚みと凝縮感があり
しっかりとまとまっている。
よし、蕎麦と合わせてみよう。
えっ、って思われるくみあわせかもしれませんが。
蕎麦に含まれる「ルチン」という成分は、ポリフェノールの一種なので
ピノのような繊細な旨味には出汁とよく合うんだ。
おおお、
なんかインテリジェンスな男じゃないか!
こんなことを言ったら、女子はイチコロだ!
完全に勝利が目の前まできてる!!
イタリアンとかでワイン飲むより、めちゃくちゃ食通っぽくみえるじゃないか。。
きっと。。。
ちなみに、蕎麦も店主の手打ちです。
さすが、看板にあった「ほんもの」「こだわり」かな。
さあ、勝負の時間もあとわずか。。。
ちょっと、最後は かき沼スタッフとして日本酒も。。一献
これで、完全にお腹はちゃんぽん。
さあ、最後の決め台詞で 今日の勝負に決着をつけようとしたところ。。。
やばい、あまりの美味しさに酔ってきてしまってる。
店主さんがご挨拶にきてくれて、、、
めちゃくちゃ優しい店主さんでした。
ご馳走様でした。
ということで、だいぶ長文になってしましましたが
お読みいただきありがとうございました。
さいごに、、、
星野監督就任からわずか2年後の2003年
阪神タイガースは、なんとセリーグ制覇を成し遂げます。
そこには、戦う男、戦う集団になった選手達の勇敢な姿がありました。
星野監督は阪神の監督を退いた後、楽天の監督をつとめ
田中マー君を率いて楽天初のパリーグ制覇をします。
(現在でも楽天の優勝はこの一度のみ)
そして今シーズン、
楽天には田中マー君が復帰してきました。
星野監督はきっと天国で喜んでいることでしょう。
さあ、盛り上がる開幕です。
世の中で、戦う男たちへ、
ネバー、ネバー、ネバー、サレンダー。
ちなみに、吉田は生粋のジャイアンツファンです。