ピエモンテ
《ラ・カッシネッタ》リンボッティリオ(19VT)
¥4,356(税込)
生産地域 | ピエモンテ |
---|---|
生産者 | ラ・カッシネッタ |
タイプ | 赤ワイン |
品種 | バルベーラ100% |
容量 | 750ml |
イレギュラーから生まれたワインながら素晴らしい奥行きのあるワイン
アスティの北東に位置するカスタニョーレ・モンフェッラート近郊に本拠地を構える生産者ジャンカルロ・ボルトリン氏。
このエリアでは、土着品種「ルケ」を使用したDOCG「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート」が造られていますが、
生産地域は小さく、ルケを栽培・醸造している造り手は極僅かであり、この生産者もそんなワインと造る貴重な一人です。
畑では一切の薬品や化学肥料を使用せず、ブドウ畑では唯一、銅と硫黄物を最低限使用、
醸造においても独学をベースに一切のコントロールをしない方法を採用しています。
そして何より最も特出すべきは、ブドウの収穫量の少なさ、そして完熟まで待ち続ける強い忍耐と意志。
DOCG で認められている 9t/ha に対し、彼の収穫量は 3.5~4t/haという少なさで、
そして果皮、種子まで完全に成熟するまで収穫を徹底的に遅らせる覚悟によって、
非常に華やかな芳香を纏った官能的なワインを造り上げています。
このワインは「バロルド」として瓶詰めされるはずだったものが、イレギュラーによって別キュヴェとしてリリースされたもの。
「バロルド」と同じ畑のブドウ、手探りの醸造の中、果皮の要素を最大限引き出そうと圧搾を遅らせた結果、
褪色が起こり酸化したような色合いとなってしまったものとなっております。
樹齢9年のブドウを使用、収穫後果皮と共に4週間の醗酵。
圧搾後ステンレスタンクに移し、酸欠状態にならないようこまめにオリ引きを行いながら12か月の熟成。
通常のバルベーラに比べると色調はやや落ち着いて褪色が感じられるものの、味わいは複雑さ、奥行きを感じる状態。
ジャンカルロ氏自身も、
「このワインはただ単に色を失っただけではなく、その引き換えに奥行きや骨格を得ているのではないか?」と話しています。
DOCGは取ってはいないものの(色調の段階で絶対に通らない)、
香りの複雑さ、骨格のサイズ、奥行き、どれも全く遜色のない素晴らしい仕上がり。
味わい深さを感じるバルベーラのもう一つの姿として是非お楽しみください。
赤/ミディアムフルボディ
Wine Columnワインコラム
-
POSTED/2024.04.02
おなかいっぱい
こんにちは。ワイン担当(見習い)の秋元です! 4月に入りポカポカですね~。 色んな季節行事にあやかり、たくさん飲ませて頂いてます! &nb...
-
POSTED/2024.03.05
いちごいっぱい
お久しぶりです。 ワイン担当しずかです。 さて、気づけば3月! ということでお家のお花も春らしくチューリップに 可愛いんですけど♡ ...
-
POSTED/2024.02.07
はじめまして、秋元です!
はじめまして! 先月に入社しました。かき沼ワイン担当(見習い…)の秋元と申します! コラムでは久々のニューフェイスではないでしょうか? お店でお会いしまし...
-
POSTED/2024.01.24
個人的に飲んだワインたちをざっくりと…①
こんにちは。 いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。 かき沼ワイン担当の石原です。 遅ればせながら、2024年も引き続きよろしく...